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たぬきとむじなの違いって何!?地域でかわるむじなの正体とは!?

 

「むじな」と聞いたら何を思い浮かべますか?

 

 

たぬきのことじゃないの~?と

思う人も多いでしょう。

 

 

では、

 

たぬきとむじなの違いって一体何なんでしょうか!?

 

 

「同じ穴のむじな」ということわざもあるけれど、

 

 

むじなが何者なのか、

正確な姿が思い浮かぶ人は、少ないかもしれません。

 

 

なぜ、たぬきのことをむじなと呼ぶのか、

 

たぬきとむじなの違いは何なのか、

 

そもそもむじなって何!?

 

 

これらを探ってみると、

 

ちょっと怖い、そして

ちょっとややこしい話が見えてきたので、

 

たぬきとむじなの違いと共に、

紹介していきたいと思います。

 

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たぬきとむじなの違いとは!?むじなの正体は〇〇!

 

たぬきとむじなの違いは、

一言では言いきれないので、説明していきますね。

 

 

〇むじなって何?

 

まずは、むじなが何なのかをはっきりさせておきましょう。

 

 

むじなとは、

 

一般的には、アナグマのことを指しています。

 

 

アナグマは、たぬきに似ているイタチ科の動物です。

 

 

ちなみにたぬきはイヌ科です。

 

 

たぬきは狂暴ですが、

目がくりくりしていて、愛らしい顔をしてますよね。

 

 

子供のたぬきは、子犬かと思うほどかわいいですよ~。

 

 

 

話を戻しますね!

 

 

むじなとは、アナグマのこと指していて、

アナグマと似ているたぬきも、

むじなと呼ばれているんです。

 

 

でも、地方によっては

「むじな」と呼ばれる動物が他にもいて、

しかもちょっと、ややこしいんです!

 

 

アナグマがたぬきでたぬきがむじな!?

 

「むじな」と聞いたら、

たぬきやアナグマのことだな、と思って

間違いないと思います。

 

 

でも!

 

地方によっては、たぬきやアナグマだけでなく、

ハクビシンやテンのことを、むじなと呼ぶこともあるんです。

 

 

たぬきもアナグマもハクビシンもテンも、

見た目的に似ている部分はありますが、別の生物です。

 

 

 

でも、そのあたりの動物をひとくくりにして

むじなと呼ぶんだな~と、思いますよね!?

 

 

私もそう思いました。

 

 

でも、それだけじゃなかった・・・!!

 

 

一部の地域では、

 

 

アナグマのことを、たぬき。

 

たぬきのことをむじな。

 

 

と呼ぶそうです!

 

 

ややこしい!!

 

ややこしすぎて、わけが分かりません!

 

 

なので、「むじな」を辞書で引いてみました。

 

我が家にある3冊の辞書を見てみたら、

 

 

むじなとは、「アナグマの別名」と書いてありました。

あ、やっぱりそうなんだ!と、ちょっと安心。

 

でも、他2冊は、

むじなとは、「たぬきのこと」と書かれていました。

 

 

これを見るに、

むじながどの動物を指すのか、

明確な線引きはなさそうですね。

 

 

〇たぬきむじな事件

 

大正時代に「たぬきむじな事件」というのが

ありました。

 

猟師が、むじな(アナグマ)だと思って仕留めたのが、

実はたぬきだったことから、刑事裁判にまでなったんです。

 

当時は、たぬきを捕獲することが狩猟法により

禁じられていたんですね。

 

 

この時も、

 

 

「動物学的にたぬきとむじなは同一である!」だから有罪!

 

いやいや、「たぬきとむじなは違う生物だ!」(被告人)

 

 

というのが、論点になっていました。

 

 

当時、動物学的にたぬきとむじなは同じ生物と

されていたんです。

 

だけど、そのことが世間には定着していなかったんですね。

 

 

多くの人が、

たぬきとむじなは別の生き物だと思っていました。

 

 

結果的には、

 

動物学的な解釈よりも、

 

たぬきとむじなは別物、というのが世間一般の認識だったことから、

 

被告人の「たぬきとむじなは違う生物だ!」

という、主張が認められ、判決は無罪となりました。

 

 

これもなんだか、ややこしい話ですよね。

 

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そもそも「むじな」という言葉はどこからきたの!?むじなは実際にいる動物!?

 

むじなとは、主にたぬき、アナグマ、ハクビシンなどの

総称だと分かりましたが、

 

なぜ、むじなと呼ばれるのでしょう?

 

 

〇民話に出てくるむじな

 

むじなは、日本の民話に登場します。

人を化かすケモノ・妖怪として出てきます。

 

 

子供の頃持っていた日本の怪談という本に、

「むじな」という話が載っていたのを、思い出しました。

 

 

のっぺらぼうの正体が、むじなだったという話です。

 

 

 

民話に出てくるむじなの特徴としては、

 

・犬の大きさ

・毛は茶色

・前足が短い

 

などと、言われています。

 

そして、年を取ったむじなは、

人を化かすとの言い伝えがあります。

 

 

それを聞くと、ちょっと怖いむじなですが、

 

たぬきがむじなと呼ばれるようになったのは、

 

見た目が似ているから?

たぬきも人を化かすと言われているから?

 

と、想像がふくらみますね!

 

 

注意!「同じ穴のむじな」は悪いことを意味する!?

 

有名なことわざで、

 

「同じ穴の狢(むじな)」

というのがありますよね。

 

意味は、

「一見すると違うように見えても同類」であることを

言います。

 

 

仲間じゃん!と思ってしまいそうですが、

あまり良い意味ではありません。

 

仲間は仲間でも、悪事を働く仲間の意味として使われるんですよ。

 

 

例えば、

 

「〇〇さんって人の悪口しか言わないよね~。この前もさ~」

なんて話を、みんなの前でしている人がいたとして、

 

 

実はそれを言っている本人も、人から見れば、

人の悪口を言っている。

 

同じ穴のむじな、なんですね。

 

 

なぜ、これを同じ穴のむじなと言うのか。

 

 

アナグマの掘った巣穴を、

たぬきが使うことがあったり、

 

なんと、同居することもあるんだとか!

 

 

これは、諸説ありますが、

 

穴を掘れないたぬきが、アナグマがせっせと掘った

巣穴をちゃっかり使っちゃうこと。

 

人を化かす者同士が、同じ巣穴で暮らしていることから、

 

 

「同じ穴のむじな」は、悪いものの表現として

使われているようです。

 

 

これを、「同じ穴のたぬき」と言う場合も、あるみたいですよ!

 

たぬき、かわいいんですけどね~。

 

昔は、妖怪的な印象が強かったのでしょうか。

 

 

まとめ

 

たぬきとむじなの違いは、

とても曖昧でした。

 

むじなはアナグマの別名ですが、

たぬきもむじなと呼ばれるし、

一部地域では、アナグマもたぬきと呼ばれています。

 

 

たぬきとアナグマ(むじな)の違いだとすれば、

種類の違う生物、という違いになります。

 

 

そして、「むじな」という動物は、民話の妖怪として出てくるだけで、

実際には存在しない生物です。

 

 

人を化かすむじなに、姿もそっくりだったから

たぬきがむじなと呼ばれているのかもしれません。

 

 

 

同じ穴のむじなということわざも、

うまくできていますね。

 

ことわざは意味や背景を知ると、

言い得て妙だな~と感心しちゃいます!

 

 

ちなみに、たぬきもアナグマも

ピンチの時には、死んだふりをする習性があるんです。

 

これも、人を騙すと言われる要因なのかもしれません。

 

 

今後、もしどこかで「むじな」という言葉を聞いたら、

 

それは、たぬきかもしれないし、アナグマやハクビシンかもしれません。

 

やっぱり、ちょっとややこしいですよね!

 

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