本の背表紙のところからひょろっと出ているひも。
このひも、何という名前なの?
一見頼りなさそうなひも。
しかしこのひもさえあればしおりが無くても大丈夫!
読んでいる本を途中で閉じる時、このひもが付いていたら本当に頼もしい存在になりますよね!
さてこのひもの名前、何というのでしょう?
本に付いているひもの名前とは? ひもがほつれてきたらどうする?
本に付いているひもの名前とは?
本に付いているひもの名前、それは「スピン」といいます。
製本業界の専門用語で、英字では「spin」という綴りになります。
ところが日本人だけがこのひものことをスピンと呼んでいるのです!?
英語ではブックマーク(Bookmark)が本のひもを意味する単語。
「スピン」は和製英語なんですね。
スピンの語源は不明ながらも以下の有力説があります。
「本の背」を意味する英語「スパイン(spine)」が「スピン」に転じたのでは?と。
確かに近い感じがしますね!
スピンって何かクルクル回るイメージがありますが、このひもには関係無いようです。
また、調べていましたらスピンの他にも2つの呼び名が見つかりました!
・しおりひも
・リボン
「しおりひも」は本当にそのままで、わかりやすい名前ですよね!
「リボン」はちょっとイメージが違うような…
やはり呼びやすいのは「スピン」でしょうか?
ここでスピンについてのお悩み相談が届きました!
「スピンの先がほつれてきてボソボソになる…どうしたらいいの?」
スピンの先がほつれてボソボソに…どうする?
スピンに使われるひもは、一般的にコストを抑えるため廉価なひもが使われています。
気付けばスピンの先の方がほつれ、ボソボソになっていたってことありますよね。
このボソボソ、気になるったら気になる!
早速対策法を探ってみましたので参考までにどうぞ~
・スピンの先を玉結びにして結んでしまう
・スピンの先を瞬間接着剤・液体のり・木工用ボンド・透明マニキュアなどで固める
玉結びは簡単にすぐできますが、あんまり見栄えが良くなさそうな気がしますね…
それに比べて、スピンの先を固めるなら仕上がりも自然な感じになりそう!
ただくれぐれも本やテーブルなどにくっつかないよう、ビニールなどを敷いて作業しましょう。
まとめ
ここまで本に付いているひもの名前、ほつれてきたひもの対策法などをお伝えしてきました。
本に付いているひもの名前は「スピン」
もしくは「しおりひも」「リボン」
ほつれてきたひもの対策法は
・スピンの先を玉結びにして結んでしまう
・スピンの先を固める
などのアイデアが見つかりました。
しおりといえば、お土産やちょっとしたプレゼントなどでもらったものがあるのですが…
いざ使おうと思ったらどこにしまったのか見当たらず?
結局その辺にある紙切れを挟んだりすることが多かったりです…
それを思うと、スピン付きの本って本当に親切ですよね!
昨今はコスト削減のため、スピンを廃止した出版社もあるとか。
親切な本が少なくなっていくのは、ちょっとさびしいですね。