侃々諤々(かんかんがくがく)と喧々囂々(けんけんごうごう)。どちらも音が印象に残る四字熟語ですよね。とは言えどの漢字も、日常であまり見かけることがありません。とくに囂なんて、読み方わかりましたか?あ、喧はときどき見ますね。喧嘩(けんか)の喧。でも、片仮名でケンカって書くことのほうが多いですよね。
さて、この二つの四字熟語は、一体どのような意味をもっているのでしょうか。
今回は、似ているようで実は違う、侃々諤々と喧々囂々の意味をしっかりと解説します!それぞれの使い方や類語もご紹介しますよ!
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侃々諤々と喧々囂々ってどう違うの?意味と使い方から類語までを解説!
こんな違いがあった
では、どのような違いがあるのか。まずは簡単に、意味をみてみましょう。
●侃々諤々
自分の思っている正論を遠慮せず堂々と主張すること。また、大いに議論するさま。
●喧々囂々
多くの人がそれぞれ勝手に発言してやかましいさま。口々にやかましく騒ぎ立てるさま。
主義や主張をしっかりと持っている人たちが集まって議論するのが「侃々諤々」。一方で「喧々囂々」は、有象無象が集まってたわいないおしゃべりでやかましくうるさい様子のこと。一見似ているような四字熟語なのに、意味を知ると印象ががらりと変わりますね。
皆さんのなかには「喧々諤々」という四字熟語を聞いたことがある方もいるのではないでしょうか。実はこれは、侃々諤々と喧々囂々を混交させてしまった誤ったものなんです!間違って使ってしまわないようにしましょうね。
意味を詳しく
侃々諤々の意味が分かったところで、解体!さらに詳しく。
「侃」は、のびのびとしてひるまないさまを表しています。性格が強いんですね。そして「侃々」と繰り返して強調しているわけですから、強い性格がさらに強い!剛直だ…。
「諤」は、正しいことを遠慮せずに言うこと。それを同じく「諤々」と強調しているということは、自分が正しいと思ったことは直言!たとえ他の人が言いにくいことでもずけずけと言ってのける正義感の強い人ですね。かっこいい…。
喧々囂々も解体します!
「喧」は、大勢の人が気の向くままにしゃべってかまびすしいこと。それが「喧々」なんて、想像しただけでものすごくやかましそうですね。
「囂」は、え?こちらも気ままにがやがやと騒ぐの?「囂々」も相当にやかましそうじゃないですか!
たしかに、「々」を使わずに喧喧囂囂と書くと、漢字四文字のなかに「口」が10個もあります!耳を塞ぎたくなるほどやかましそうですね。笑
使い方・使い分け
例として、国会などの議会をイメージしてご紹介してみます。
議会ではもちろん、様々な議論がおこなわれますよね。そのなかで、正論を堂々とした口調で主張したり答弁したりするその様子は、「侃々諤々と議論をたたかわす」というように、侃々諤々を使うことができます。
また、国会中継などでは、多くの議員が口々に意見を述べて一時騒がしくなってしまう場面を見ることもありますね。そのような時には「不注意な発言が喧々囂々たる論議をよびおこした」や「ある人物の一言で会場が喧々囂々となり、収拾がつかなくなってしまった」など、喧々囂々を使いましょう。
初めは侃々諤々とおこなわれていた議論が、次第に激化していって喧々囂々となってしまった。ということもありますね。
類語もそれぞれ
大いに議論するさまを意味する侃々諤々の類語としては「論戦」や「論争」「争論」があげられます。
「論戦」は意見をたたかわせること。「論争」は違った意見をもつ人たちが、それぞれに自分の説の正しさを主張して論じ合うこと。「争論」は議論をたたかわせることや言い争うこと。どれも「論」が含まれていますし、これら3つも類語同士ですね。
やかましい様子をいう喧々囂々では、「喧然」「喧噪」が類語となります。
「喧然(けんぜん)」はシンプルにやかましいさま、さわがしいさまをいいます。「喧噪」は…あ、これも口が5つありますね!さわがしいことや、やかましく騒ぐ声や音という意味です。
侃々諤々と喧々囂々のまとめ
- 侃々諤々は大いに議論すること、喧々囂々はやかましい様子のこと。
- 喧々諤々は誤り。
- 正論をたたかわせる時は侃々諤々を使い、とにかくやかましい時は喧々囂々を使う。
- 侃々諤々の類語は「論」を含むものが多く、喧々囂々は「喧」を含むものが多い。
仕事や学校などで議論する場面があったとき、あぁこの状況を侃々諤々と言うんだな、と思い出してみてください。学校で授業が自習に変わった時の教室は、喧々囂々ですよね。
侃々諤々と喧々囂々ってどう違うの?意味と使い方から類語までを解説!
侃々諤々(かんかんがくがく)と喧々囂々(けんけんごうごう)。どちらも音が印象に残る四字熟語ですよね。とは言えどの漢字も、日常であまり見かけることがありません。とくに囂なんて、読み方わかりましたか?あ、喧はときどき見ますね。喧嘩(けんか)の喧。でも、片仮名でケンカって書くことのほうが多いですよね。
さて、この二つの四字熟語は、一体どのような意味をもっているのでしょうか。
今回は、似ているようで実は違う、侃々諤々と喧々囂々の意味をしっかりと解説します!それぞれの使い方や類語もご紹介しますよ!
こんな違いがあった
では、どのような違いがあるのか。まずは簡単に、意味をみてみましょう。
●侃々諤々
自分の思っている正論を遠慮せず堂々と主張すること。また、大いに議論するさま。
●喧々囂々
多くの人がそれぞれ勝手に発言してやかましいさま。口々にやかましく騒ぎ立てるさま。
主義や主張をしっかりと持っている人たちが集まって議論するのが「侃々諤々」。一方で「喧々囂々」は、有象無象が集まってたわいないおしゃべりでやかましくうるさい様子のこと。一見似ているような四字熟語なのに、意味を知ると印象ががらりと変わりますね。
皆さんのなかには「喧々諤々」という四字熟語を聞いたことがある方もいるのではないでしょうか。実はこれは、侃々諤々と喧々囂々を混交させてしまった誤ったものなんです!間違って使ってしまわないようにしましょうね。
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意味を詳しく
侃々諤々の意味が分かったところで、解体!さらに詳しく。
「侃」は、のびのびとしてひるまないさまを表しています。性格が強いんですね。そして「侃々」と繰り返して強調しているわけですから、強い性格がさらに強い!剛直だ…。
「諤」は、正しいことを遠慮せずに言うこと。それを同じく「諤々」と強調しているということは、自分が正しいと思ったことは直言!たとえ他の人が言いにくいことでもずけずけと言ってのける正義感の強い人ですね。かっこいい…。
喧々囂々も解体します!
「喧」は、大勢の人が気の向くままにしゃべってかまびすしいこと。それが「喧々」なんて、想像しただけでものすごくやかましそうですね。
「囂」は、え?こちらも気ままにがやがやと騒ぐの?「囂々」も相当にやかましそうじゃないですか!
たしかに、「々」を使わずに喧喧囂囂と書くと、漢字四文字のなかに「口」が10個もあります!耳を塞ぎたくなるほどやかましそうですね。笑
使い方・使い分け
例として、国会などの議会をイメージしてご紹介してみます。
議会ではもちろん、様々な議論がおこなわれますよね。そのなかで、正論を堂々とした口調で主張したり答弁したりするその様子は、「侃々諤々と議論をたたかわす」というように、侃々諤々を使うことができます。
また、国会中継などでは、多くの議員が口々に意見を述べて一時騒がしくなってしまう場面を見ることもありますね。そのような時には「不注意な発言が喧々囂々たる論議をよびおこした」や「ある人物の一言で会場が喧々囂々となり、収拾がつかなくなってしまった」など、喧々囂々を使いましょう。
初めは侃々諤々とおこなわれていた議論が、次第に激化していって喧々囂々となってしまった。ということもありますね。
類語もそれぞれ
大いに議論するさまを意味する侃々諤々の類語としては「論戦」や「論争」「争論」があげられます。
「論戦」は意見をたたかわせること。「論争」は違った意見をもつ人たちが、それぞれに自分の説の正しさを主張して論じ合うこと。「争論」は議論をたたかわせることや言い争うこと。どれも「論」が含まれていますし、これら3つも類語同士ですね。
やかましい様子をいう喧々囂々では、「喧然」「喧噪」が類語となります。
「喧然(けんぜん)」はシンプルにやかましいさま、さわがしいさまをいいます。「喧噪」は…あ、これも口が5つありますね!さわがしいことや、やかましく騒ぐ声や音という意味です。
侃々諤々と喧々囂々のまとめ
- 侃々諤々は大いに議論すること、喧々囂々はやかましい様子のこと。
- 喧々諤々は誤り。
- 正論をたたかわせる時は侃々諤々を使い、とにかくやかましい時は喧々囂々を使う。
- 侃々諤々の類語は「論」を含むものが多く、喧々囂々は「喧」を含むものが多い。
仕事や学校などで議論する場面があったとき、あぁこの状況を侃々諤々と言うんだな、と思い出してみてください。学校で授業が自習に変わった時の教室は、喧々囂々ですよね。
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