鼻声だと滑舌が悪くなり、相手にうまく聞き取ってもらえなくて辛いですよね。友達になんて?と聞き返され、何度も同じことを説明するのはうんざりすると思います。鼻声というと、風邪をひいて鼻が詰まっている時に起こるイメージがありますが、 実は鼻が詰まってない時でも起こることがあるんです。今回は鼻が詰まってないのに鼻声になる原因について見ていきます。
鼻が詰まってないのに鼻声になるのはなぜ?
まず、鼻声になってしまう病気には2つあって、閉鼻声と開鼻声です。このうち、閉鼻声は鼻が詰まっていることが原因で起こります。今回のように、鼻が詰まってないのに鼻声になるときは開鼻声となります。
鼻声になる仕組み
鼻声にならずにしゃべるには口と鼻からバランスよく空気が出る必要があります。そのバランスが保たれる事で、いわゆる通った声になり、言葉がはっきりと発音されます。開鼻声の場合は声を出すときに空気が鼻から多く出てしまっています。そのため、口と鼻から出る空気量のバランスが崩れ、うまく発音ができずに鼻声になってしまうんです。つまり、鼻が詰まってなくても鼻声になってしまのは、鼻から空気が多く漏れすぎていることで起きているんですね。
開鼻声 になる原因は?
開鼻声になる要因として次のようなものが考えられます。
口蓋裂
口蓋とは口と鼻を分けている間の部分を指します。口蓋裂は唇がさける状態となり、そのさけは鼻まで達することもあります。
口蓋の動きの麻痺
年を重ねることで口蓋の動きが鈍くなり、うまく発音できない場合があります。
鼻咽腔閉鎖不全
鼻咽腔とは鼻の穴の奥の部分です。 言葉を発するときはこの鼻咽腔、開いたり閉じたりします。この開閉がうまくいかないことで空気が鼻から漏れ、鼻声となっていしまいます。
下の筋肉の低下
舌の筋力が低下することで、鼻から空気がにげてしまいます。
開鼻声を治すには?
開鼻声の原因には上にあげたものがありますが、口蓋裂や 鼻咽腔閉鎖不全などの病気の場合は病院での治療が必要となります。
舌の筋肉の低下であれば舌を鍛えることで解消される場合があります。
舌の鍛え方
1.舌先を口から出して10秒キープします。
2.顔を上向きにして舌を鼻に近づけ10秒キープします。
この動作を数回行い、毎日続けることで舌を鍛えることができます。
まとめ
それでは今回のまとめです。
鼻が詰まってないのに鼻声になることを開鼻声という。
鼻声になるのは口と鼻からでる空気のバランスが悪いから。
開鼻声になる原因は 口蓋裂や 鼻咽腔閉鎖不全などの病気や舌の筋肉の低下などが考えられる。
舌の筋肉の低下であれば舌を鍛えることで治すことができる。
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