夏の大三角形である、
こと座のベガ、はくちょう座のデネブ、わし座のアルタイルですが、
それぞれどんな色をしてるのでしょうか?
こと座を構成しているベガの色って知っていますか?
ベガ、デネブ、アルタイルは夏の大三角の代表的な星でもあります。
夏の大三角を見つける時に、まずベガを指標にする人も多いのではないでしょうか。
日本では織姫星としても有名ですよね。
そんなこと座のベガの色や大きさ、七夕の伝説から観測ポイントまで、
試験にも役立つ情報をご紹介します。
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夏の大三角形ベガ/デネブ/アルタイルの色は何色?大きさは?
ベガ、デネブ、アルタイル色は全て白色です。
星の色は表面温度によって変わります。
温度が高いほど青白く、温度が低いほど赤く輝くんですよ。
色と温度の関係は
・赤 3500℃
・だいだい 5000℃
・黄色 7500℃
・白 11000℃
・青白 11000℃以上
おおよそ、こんな感じになっています。
ベガは9000℃を超えていると言われているんですよ。
ちなみに、太陽の表面温度は5500℃ほど。
こうしてみると、太陽が温度の低い方に入ることに驚きませんか?!
私は子供の頃、太陽が宇宙で一番熱い星だと思っていました。
でも、ベガは太陽よりも、ずっとずっと熱い星なんですね。
そして星の明るさは、一番明るい星から1等星、2等星と呼ばれていますよね。
肉眼で見える一番暗い星の6等星まで、6つの段階に分けられています。
ベガはとても明るい1等星の白い星。
とても見つけやすい星なんです。
夏の大三角の大きさを太陽と比較すると…!?
こと座のベガ、わし座のアルタイル、はくちょう座のデネブを線で結び、これを夏の大三角と言いますよね。
大きさはどうなんでしょう。
ベガは直径400万キロメートルだそうです。
単位が大きすぎて、全然想像がつきませんね。
そして太陽よりも2.8倍ほど大きいんです!
アルタイルは300万キロメートルで、太陽の2倍ほどの大きさ。
デネブについては太陽の108倍も大きいんです。
そんなに大きな星が、地球から見上げると小さな点にしか見えないなんて…。
宇宙の広大さを感じますよね。
果てしない空って言葉通りです。
かと言って、どれほどすごいのかは、
やはり想像しがたいのですが……。
地球と恒星の大きさを比較した動画を見ると、感動を覚えます!
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さらにロマンチックな七夕伝説
冒頭でも言ったように、日本では織姫星として有名なこと座のベガ。
正しくは織女星(しょくじょぼし)と言うんです。
そして、わし座のアルタイルは彦星として有名ですよね。
あまりにも有名な七夕伝説ですが、はくちょう座のデネブも七夕伝説に関りがあるんです。
大事な役割をもつはくちょう座のデネブ
7月7日の天の川には、織姫と彦星が川を渡るための橋がかかります。
その橋がデネブなんです。
夏の星座が出たらぜひ確認してみてください。
本当に架け橋になるように翼を広げているはくちょう座が見られるはずです。
素敵ですよね。
ただ天体観測をするよりも、何倍もロマンチックです!
夏の大三角の見つけ方と観測ポイント
こと座のベガ、そして夏の大三角を観測するポイントはこちらです。
・夏の夜、お天気は快晴がおすすめ
・七夕を狙うなら東の空(やや低めの位置)
・8月頃なら南の空(高い位置にありほぼ真上)
こんな感じです。
真上を見上げて一番明るい、白く輝くベガを見つけたら南東に視線をずらします。
すると、そこにアルタイルを見つけることができます。
さらにアルタイルから東へ視線を向けると、デネブが見つかります。
3つともひときわ明るく輝いているので、とても見つけやすいですよ。
都会の明るい空でもわりと見つけやすいです。
こと座の見つけ方
ベガは、ベガの横に平行四辺形に並んでいる4つの星とつなげてこと座になります。
楽器の竪琴をモチーフにした星です。
ベガを見つけたら、ぜひ、こと座も見てみてくださいね。
また、4月の下旬にはこと座流星群が見られます。
2018年は4月23日午前3時頃に極体を迎えるようです。
楽しみですね。
まとめ
こと座のベガの色は白です。
太陽よりも大きくて高温の恒星なんですね。
夏の大三角としても、織姫星としてもとても有名です。
一緒に観測されることの多い、わし座のアルタイルやはくちょう座のデネブも
ベガと同じくらい明るくきれいな星です。
七夕伝説もロマンチックですよね。
夏の夜は天体観測をして、ぜひこと座のベガと、夏の大三角を探してみてください。
本当に明るい星なので、初心者の方でも見つけやすいですよ。
私も、自分の子供たちにいちばん最初に教えた星座です。
何気なく星空を見上げるのも素敵ですが、
その星についての知識をもって眺めると、さらに楽しめるのではないでしょうか。
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