毎年4月になると見られる天体ショー、こと座流星群。
2018年のこと座流星群は、どの方角を見れば観測しやすいのか。
また、ピークの時間や観測条件など、色々気になりますよね。
そして、流星群を見るために望遠鏡は必要!?などなど、
疑問もあれこれ出てくるものです。
そこで、2018年こと座流星群を、より楽しく観測するためのお役立ち情報と、
天体観測初心者の方にも分かりやすい、流星群の楽しみ方をまとめてみました。
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2018年こと座流星群を楽しむための方角はどっち!?
2018年こと座流星群を観測するには、どの方角を見ればよいのでしょう。
実は、方角はあまり関係ないのです!
流星はいつどのあたりに流れるのか分かりません。
なので、決まった方角を眺めるよりも、
空全体を見渡した方が、とらえやすくなります。
月が出ている場合は、月明かりに邪魔されないように
月に背を向けて観測したりします。
でも、2018年のこと座流星群の極大時刻には、月は沈んでいるようです。
ちなみに、極大とは流星が最も見える時間や日にちのことを言います。
ピークってことですね。
なので、今年のように、ピーク時に月がない場合は、方角は気にせずに空全体を見渡しましょう。
2018年こと座流星群の極大と見ごろは!?
2018年のこと座流星群の日程は次のようになります。
・活動期間 4月16日から4月25日
・極大時刻 4月23日03時ごろ
・見ごろ 4月22日23時ごろから23日明け方
先ほども言いましたが、今年は流星群のピーク時に月が沈んでいます。
とても好条件です。
2019年以降は極大時刻が昼間であったり、満月に近い日だったり…。
なんと2025年までは観測条件の悪い年が続きます。
なので、せっかくの好条件がそろっている2018年、
ぜひこと座流星群を見ておきたいものです。
あとは、お天気に恵まれるように、祈っておきましょう。
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流星群を見るポイントはこちら!望遠鏡は必要なの!?
流星群を見るポイントとしては、
・町の明かりなどがない暗い場所で見る
・月明かりがある場合は月のない方角を見る
・建物がなく空を広く見渡せる場所で見る
・寝転がって空全体を見る
・根気よく待つ
・防寒対策
こんな感じになります。
そして、一番重要なポイントが、
『肉眼で見る!』
これです。
天体観測と言えば、望遠鏡を思い浮かべますよね。
望遠鏡があれば、よりきれいに、より詳しく星を見ることができる、と思われがちです。
しかし、流星群の場合はいつ、どこから流れてくるか分かりません。
なので、空全体を見ている必要があります。
望遠鏡をのぞくと、どうしても視野が狭くなってしまいますよね。
ですから、流星群の観測には肉眼が一番です。
私は流星群も見に行きますし、普段から頻繁に空を見ていますが、
流れ星は肉眼でも充分楽しめますよ。
〇空を見渡すコツと防寒対策
ずっと上を向いていると、本当に首が痛くなります。
首が疲れて下がってくると、どうしても一方向ばかり見てしまいますし…。
そんな時におすすめなのが、寝袋やリクライニングシートなどに寝転がることです。
首も痛くならないし、その方がより空全体を見渡すことができます。
また、根気よく待つことも重要です。
空を見てすぐに流星を見られればラッキーですが、
ほとんどないです。
そして、目が暗闇に慣れる必要もあるんですね。
ずっと空を眺めて目が慣れてくると、最初は見えなかった星が見えてきたりもします。
流れ星が出現しないと、飽きてしまうかもしれませんが、
じっと待ってみてください。
ただぼんやり星空を眺めるのも、案外楽しいものですよ。
心が空っぽになって、ストレスが解消されたりします。
そして、4月とは言っても夜は寒いです。
それも、数時間動かずに外にいるわけですから、体は冷えます。
温かい飲み物や、衣類、ブランケットなどを用意して、
防寒対策はしっかりした方が良さそうです。
突発出現に期待したいけど…
こと座流星群は、流星群の中でも歴史が古いんです。
中国では2000年以上も前から記録が残っているそうです。
でも、出現数はあまり多くありません。
最高の観測条件下で、一時間に15個から20個程度なんです。
街の明かりなどで、条件が下がるとさらに見える流星は減ってしまうかもしれませんね。
でも、こと座流星群は活動が急に活発化する、突発癖があるんです!
アメリカでは過去に、突発出現によって15分に167個もの流星が確認されました。
驚異的ですね!
まさに、星が降る状態です。
ただ、今のところ、2018年のこと座流星群の突発出現については予想発表もなく、
活動は平常といったところです。
あまり期待はできなそうですが、
それでもつい、毎年期待してしまいます。
まとめ
2018年のこと座流星群を見るにあたって、
方角はあまり関係ありません。
一方向を見るよりも、空全体を見渡す方が流星をとらえやすいです。
また、望遠鏡は視野を狭めてしまうので、肉眼で見るのがおすすめです。
見ごろは4月22日23時ごろから23日明け方。
防寒対策をしっかりとして出かけましょう。
他の流星群よりも小さく、インパクトの少ないこと座流星群ですが、
今年は好条件ですし、来年以降は2025年まで悪条件が続きます。
このチャンスを逃さず、こと座流星群を見たいですね。
こと座の神話なんかを知っておくと、さらに楽しめるのではないでしょうか。
ちなみに、去年のこと座流星群の極大日は、
東京では冷た~い雨が降っていて、星ひとつ見られませんでした。
なので、今年はどうかお天気に恵まれますように!
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